【英語】オンラインで使える学習者向けの英英辞書
英英辞書には、Learners Dictionaryという学習者向けに作られた辞書があります。Learners Dictionaryは、定義に使用する語彙を2000-3000語の基本語彙に絞ってあり、定義の表現も簡潔で分かりやすくなっています。また、特にLearners Dictionaryと銘打っていなくても、Learners Dictionaryとして使用できる英英辞書もあります。
オンラインで使える学習者向けの英英辞書には、以下のようなものがあります。
- Oxford Advanced Learner's Dictionary (OALD)
- バランスのとれた優等生的な辞書
- 基本語彙3000語で定義が書かれている
- COBUILD Advanced British English Learner's Dictionary
- 定義が完全な文で書かれているのが特徴
- 定義を読むだけで、英文を読む練習になる
- 定義が完全な文で書かれているのが特徴
- Longman Dictionary of Contemporary English (LDOCE)
- 基本語彙2000語で定義が書かれている
- 定義も簡潔で読みやすい
- Cambridge Learner's Dictionary
- LDOCEと同じ傾向の辞書
- 定義が完結過ぎる傾向はあるが、一番読みやすいかも
- Macmillan Dictionary | Free English Dictionary and Thesaurus Online
- Learners Dictionary ではないが、定義は比較的平易な英文で書かれている
- 単語の意味ごとに、類語・関連語へのリンクあり
- リンク先に類語・関連語の簡単な意味も表示されるのが秀逸
- Dictionary and Thesaurus | Merriam-Webster
- こちらもLearners Dictionaryではないが、Learners Dictionary相当の定義が先頭にまとめて表示される
どれを選んだらよいかわからないという方には、まずOxford Advanced Learner's Dictionary (OALD) を使ってみましょう。OALDが難しいと感じるなら、CoubildやLDOCEを試してみるとよいかと思います。Coubildのような完全な文で書かれた定義は好みではないけれど、LDOCEより簡潔な定義がお好みなら、Cambridgeがお勧めです。
OALDがある程度使いこなせるなら、MacmillanやMerriam-Websterを試してみるのもオツかもしれません。
【英語】自分の習得語彙数を知る
自分のおおよその習得語彙数を知っておくと、教材や学習方法を選択する際の助けになります。自分の習得語彙数がよくわからないという方は、下記のサイトを使うと、おおよその習得語彙数を測定することができます。
25問の問題に答えると、おおよその習得語彙数を判定してくれます。ただ、25問で正確な習得語彙数を測定するのは、根本的に無理のある話でしょうから、かなりの誤差があると思ったほうがよいでしょう。例えば、たまたま自分の知っている単語が多く出題されると、習得語彙数は水増しされます(逆もあり)。よくわからない単語を勘で答えないようにすると精度はあがるかもしれません。いずれにしても、短時間で気軽にできるので、ゲーム感覚でトライしてみるとよいかと思います。
もう少し、正確な習得語彙数が知りたいという方は、こちら。
1ページ目、2ページ目では、意味を知っている単語(意味が複数ある単語は、そのうち1つでも知っていればよしとする)にチェックを入れていきます。3ページ目はアンケートです。内容が理解できる人は、アンケートに協力しましょう。わからない人は飛ばしても、語彙数の測定結果に影響はありません。
こちらも何度か試してみましたが、正直に回答すれば(笑)誤差1000語ぐらいの範囲に収まるようです。感覚的には、Weblioのサイトよりは精度が高いように思います。
ということで、自分のおおよその習得語彙数を知りたいという方は、ぜひお試しを。
【英語】IT技術書を読むために必要な語彙数
IT技術書を辞書をひかずに読むには、経験的に言って習得語彙数が6000語ぐらい必要かと思います。ちなみに、小説や新聞・雑誌などを辞書なしで読むには、12000語ぐらいの習得語彙数が必要と言われています。
私の現在の習得語彙数は推定で7000-8000語ですが、IT技術書なら、よほど小難しい文体でない限り、ほぼ辞書にたよらず読むことができます。ただ、ネイティブが読むような小説やノンフィクションをたまにチラ見すると、知らない単語が結構あるので、上記の目安が大きくずれているということはないと思います。
【英語】「Rubyistのための英語勉強会」で発表しました
先日のRubyistのための英語勉強会 で、語彙の増やし方について発表しました。
そのときに使用したスライドがこちら。
開催の数日前に、@jnchitoさんから、「これまでどんな勉強をしてきたのか」、「英語ができると仕事上どんなときに役立つか」みたいな話をしてほしいという依頼があって、気軽に引き受けたものの、スライドなしで話せるほど器用でもないので、発表のメモ代わりに作成したスライドです。
これまでやってきた色々な学習方法を列挙しようかと思っていたのですが、5-10分でとお願いされていた(実は10-15分ぐらいと勘違いしてました)ので、トピックを語彙に絞りました。
メモ代わりのスライドなので、これだけを見ても内容が分かりづらいと思いますが、自分で試してみて語彙を増やすのに一定の効果があった方法をいくつかピックアップし、当日はデモ?も交えて説明しました。
当日の進行がやや巻いていたので、20分ぐらいなら話しても大丈夫(上記の通りこれ自体勘違いだったのですが)かなと思ってたら、30分と大幅に時間オーバーしたのが反省点。
普段あまり発表とかしない人なので、話している最中に参加者の反応を確認する余裕はありませんでしたが、当日の感想を見る限り、それなりに興味をもっていただけたようです。特に学習者用の英英辞書について関心が高かったようなので、このブログでフォローできればと思っています。
【英語】nervousは神経質?緊張する?
以下のように使い分ける模様。
He is nervous.
彼は緊張している。
He is a nervous person.
彼は神経質です。
【英語】単語帳を使って語彙を増やす
単語帳を使って語彙を増やす場合の学習方法については、以下のサイトが参考になる。
大学受験生向けの文章なので、ちょっと受験に偏っていたり、説教っぽいトーン(失礼)だったりするが、書いてある内容は示唆に富む。
上記サイトの内容をふまえ、個人的に重要だと思う点は、以下の通り。
- 単語は耳から覚える
- 必ず音声教材を使用する
- 単語を見て正しく発音できるようになる
- 単語の綴りを覚えることの優先度は下げてもよい
ただし、単に単語を耳から覚えるだけでは、カタカナ英語で単語を覚えてしまう可能性が高い。単語を本当に正しく発音できるようになるには、発音記号レベルで英語の音を理解することが不可欠。そのためのトレーニングにお勧めなのが、以下の書籍。
- 作者: 松澤喜好
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/08/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まえがきがPDFで読めるので、ぜひご一読を。
【英語】名詞の形容詞的用法
名詞を形容詞的に使う場合は単数形をとる。例えば、ユーザのリストならusers listではなく、user listとなる。
私がこのことを覚えたのは、"a five-story building"(5階建のビル)というフレーズに出会った時。
fiveがついているのに、five-storiesではなくfive-storyと単数形をとること、fiveとstoryをハイフンでつなぐこと、storyに「お話」という意味だけでなく「階(フロア)」という意味(この意味の場合、英国ではstorey)があることを知って、ふーんと思った記憶がある。
なお、ハイフンは、「複数の単語を組み合わせて1つの単語を作る」というような理解で実用上は問題ないと思う。ハイフンの正確な使い方は、ネイティブでも迷うようなもの(時にはスタイルの問題)なので、The Chicago Manual of Style Onlineへのリンクでお茶を濁しておく。